個体格付基準(共通コア)
大中華圏共通資源評価標準 - WRO制度の発祥地・中国を筆頭とする統一規格
概要
大中華圏における個体格付制度は、中国大陸地区を基準源として統一規格が定められている。等級(A5〜C1)と歩留(Y1〜Y5)の2軸による25段階評価により、品質と加工効率を総合的に判定する。電子トレーサビリティシステムにより、取得地から処理場、検査官IDまでの完全な履歴管理が行われる。
等級軸(Quality Grade)
A5〜C1の品質等級により、個体の総合的な品質を評価する。
| 等級 | 概要 |
|---|---|
| A5 | 最高級。肌理・脂肪・精神安定度すべてにおいて最上位の品質。 |
| A4 | 高級。商業加点等により上振れする場合もある。 |
| A3 | 標準上位。一般的な高品質個体。 |
| B2 | 標準。加工品用途に適する。 |
| C1 | 最低級。展示不適格。革製品・飼料・肥料用。 |
歩留軸(Yield Grade)
Y1〜Y5の歩留等級により、可用率・加工効率を評価する。
| 歩留 | 概要 |
|---|---|
| Y1 | 最高歩留。無駄なく高効率で加工可能。 |
| Y2 | 高歩留。標準的な加工に最適。 |
| Y3 | 標準歩留。一般的な効率。 |
| Y4 | 低歩留。加工ロスが発生しやすい。 |
| Y5 | 最低歩留。特殊用途限定。 |
必須計測項目
-
皮膚表面の均質性
高解像度スキャンによる測定 -
体組成(脂肪・筋量の比率)
生体インピーダンス法+MRI
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骨量指標(DEXA等)
DEXA法による骨密度測定 -
電子トレーサビリティ
QR/台帳で履歴管理(取得地・処理場・検査官ID)
中国大陸地区(直轄運用モデル)- 基準源
位置づけ
標準の"基準源"。他地域の監査・再認証権限を持つ。
運用上の特徴
-
数値重視・工業的最適化
脂肪分布、筋繊維密度、加工歩留など定量指標の比重が最大。 -
中央再格付(Re-Grading)
輸入ロットは中国大陸地区到着時に再検査→等級変更が可能。 -
用途別サブタグ
「宴席」「家庭用」「加工原料」など、流通段階で細分化。
追加評価項目(中国大陸地区独自)
- 安定供給指数(ロット均質性)
- 熟成適性スコア(保存・物流耐性)